古山です。

シュタイナーの言う7歳の時期は、子どもにどのような変化が起こるのか、個人
的にお尋ねを受けました。一般的なことなので、MLで書きます。

シュタイナーは、人間の成長に7年周期があると言います。

人間の肉体と重なって、エーテル体と呼ばれる体があります。7歳くらいの時期
に、このエーテル体が独立します。エーテル体は、肉体と感覚を形成する仕事を
しています。生まれてから歯が生え変わる時期まで、エーテル体は独自の仕事を
していて、人間の自由にはなりません。
その最後の大きな仕事が、永久歯の形成です。

歯が生え変わる時期に、エーテル体が解放されてきます。

この解放されたエーテル体によって、記憶を保持することが可能になります。

私たちは、幼児期のことはとびとびにしか覚えていないものですが、小学校低学
年くらいからの記憶は、かなり鮮明に持っているものです。

解放されたエーテル体は、思考の形成にも手を貸します。
そのため、7歳くらいからが、学校教育を始める時期とされます。

7歳ごろからの時期の子どもは、工作、粘土、絵を描くなど、形成することに熱
心です。その姿を見ると、我が子は芸術家の天分があるのか、と思いますが、こ
れはどの子にも起こります。それはエーテル体が自由になっているためです。こ
の時期から記憶力や思考力が育ってきてはいますが、まだ知的なものとして独立
はしていません。

このエーテル体の変化は、内面的なものであり、さほど外部からわかるものでは
ありません。
特に、反抗や自立、感情の混乱というような形で現れるものではありません。

外から接したときの変化は、むしろ9~10歳ごろに現れる変化のほうが大きいで
す。

7~8歳くらいは、幼児期の延長のところにいます。まだ見えないヘソの緒で親
と繋がっています。生命的世界と、物理的世界が分離しておらず、すべては擬人
的に見えています。お日様や花が笑いかけ、動物たちが話しかけてくる世界に住
んでいます。

10歳ごろから、幼児期とははっきり違う、子どもの様子を観察することができま
す。幼児というより、少年に近くなっています。移行期の9歳くらいは、親との
ヘソの緒は切れてしまうが、まだ新しい世界が見えないため子どもが孤独になり
やすい時期と言われています。

10歳ごろから、原因と結果の関係がはっきりわかるようになってきます。
経験的に、塾通いは4,5年生くらいからが普通ですが、それはこの発達段階に
よります。

シュタイナー教育でも、7歳を区切りとするより、9~10歳を区切りとするほうが
現実的である、とする人たちが多くなっているそうです。

私も、自分で観察したところでは、7歳の変化は外からはわかりにくい、9~10歳
のほうがはっきりわかります。
古山明男